助手席に、ばあちゃんを乗せた

 

仕事の都合で平日に休みが取れたので家でゴロゴロ。

そんな僕を見てばあちゃんが何やら話しかけてきた。

 

「○○内科に連れとってくれ」

 

〇〇内科というのはばあちゃんが定期的に通っている病院のことだ。
いつもは母が連れて行っているが、僕が暇そうだったので頼んできたのだろう。

 

まあ多少面倒ではあるが、断るのも悪い気がしたので連れていくことに。

一人1台車を持つのが当たり前の田舎住まいなので、自分の車で送っていく。

 

ばあちゃんを僕の車に乗せるのは、数年前にまだ生きていたじいちゃんをデイケア施設に迎えに行った時以来なので、久しぶりのことだ。

 

 

助手席にばあちゃんを座らせると、なぜかシートベルトを体の前で手で持ったままで、バックルに固定しようとしない。

 

「ベルト固定しないとだめだよ」

僕が声をかけるとばあちゃんが答えた。

 

「心臓を手術したからシートベルト締めらんねんだ。医者からもしなくていいっていわれて許可証を貰ってっからいいのよ」

 

ああ、そうだ・・・
普段元気だから忘れてたけど、ばあちゃんは心臓が良くないのだった・・・

 

ほんの少し、胃の辺りが重くなるような気分がした。

 

 

10年くらい前に手術をして、心臓の近くに機械を埋め込んでいた。

確かその機械の耐用年数は10年ほどだと言っていた記憶がある。

 

「機械がダメになっても、もう次は交換しないで良いかと思ってんのよ。年も年だからね」

何年か前の正月に親戚が集まったときに、ばあちゃんがそう言っていたのを思い出した。

 

 

 

車を走らせながら、他愛のない会話をする。

最近暑くなってきた、この道を通るのは久しぶりだ、夏らしい形の雲が出てる、エアコンの効きが悪いな、など。

 

「あの坂を越えた辺りは××っていう地域だんべ」

普段あまり家から出ないくせに、ばあちゃんは地名や道についてそこそこ詳しい。

きっと、家や畑が人生の大部分を占めるばあちゃんにとって、たまのお出かけは一大イベントだからよく覚えているのだろう。

 

 

病院について、ばあちゃんが車から降りる。

帰りはタクシーを呼んでもらえるから、迎えは必要ないらしい。

 

ああそう、と返事をして、歩いていくばあちゃんの後ろ姿を見送る。

 

 

くだらないことを話しながら、後ろ姿を見送りながら、あと何度助手席に乗せてあげられるのかと、そんなことを考えていた。

取り残されたいちご、植え替えしました

 

庭にひっそりと取り残されたいちごですが、

どうやら子株からすこーし根っこが出てきたようです。

damedesune.hatenablog.com

 

ちょっとだけ根が出た!よかった・・・

ちゃんと根が出てくれるか不安だったので少し安心できました。

 

この根が出た部分(子株)で切り分けて綺麗な土に植え替えしてあげた方が良いそうなのでやっていきます。

子株で切り分けました

すげえ根っこの奴がいた・・・

トレイに植えていきます

この後は、土にちゃんと根付いてくれるか見守っていく必要があるそうです。

安心するのはまだ早かった・・・また根っこで不安になるのか・・・

 

ばあちゃん曰く、根っこだけでなく葉っぱにも水(葉水)が必要らしいのです。

葉っぱに水滴が付くように水をあげます

多少の不安もありますが、根付いてくれた後を思うと、楽しみの方が大きいです。

 

 

■いちご以外の生育状況

・キュウリは、ばあちゃんが間違えて買ったネットに巻き付いてグングン伸びています。羨ましいほどに成長が早い。僕もこんな速さで成長してみたいものです。

damedesune.hatenablog.com

こいつ、、、成長期だ、、、

・ヒマワリは、今のところ思ったほど大きくなっておらず。。。まだまだこれからといったところ。

damedesune.hatenablog.com

これからの成長に期待!

・ジャガイモはなんかもう食べられるそうで、ばあちゃんがほじってました。こんなに早く収穫できるとは知らなかったので驚き。

ばあちゃん「品種は忘れた」

 

なんというか、夏ですね。

野菜や草木が一斉に生い茂っていく様子がとても眩しいです。

人生を謳歌しているように見えて。

 

うだうだ言ってないで僕も少しは人生を楽しまないと、と焦りを覚えました。

楽しみ方はわかりませんが。

 

頑張ります。

 

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可愛すぎだべ、小っちゃいスイカ

 

畑をウロウロしていたら見つけました。

小っちゃいスイカです。

だいたい2センチくらい。小さくても模様はしっかりある

 

ばあちゃんが植えた苗が育って、小さな玉ができ始めたようです。

これはかわいい。

今のところ僕の可愛いオブザイヤー候補です。

 

ただ、ばあちゃん曰くこのままじゃダメらしく、受粉させる必要があるとのこと。

イカが付いている雌花(雌しべ)に、雄花(雄しべ)をくっつけてあげるのだそう。

 

花の下にスイカがついていないのが雄花とのこと

雄花をちぎって

花びらをどけてあげて

雌花(雌しべ)とくっつけてあげる

受粉と聞くと何やら難しいことのように思えますが、意外と簡単?

ばあちゃん流のやり方なので、違う方法を行っている方もいるかもしれませんが。

 

 

成長を見守っていこうと思います。

楽しみが増えました。

 

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庭に取り残されたいちごは

 

我が家の庭には、ひっそりと取り残されたいちごがいます。

じいちゃんがいちご作りをしていた時に、何かの偶然でその場に置き忘れられてしまったのだと思いますが。

 

damedesune.hatenablog.com

 

このまま放っておいたらいつか消えてしまう気がするので、少しで良いので育てていきたいなと思っています。

 

花壇の中に取り残されていたので、草に囲まれてしまっています

ばあちゃんに相談すると、いちごというのはランナーという蔓が親株から伸びていき、その先に子株が育つんだそう。

そしてその子株がある程度大きくなった段階で切り離して、いちごを収穫するために本格的に育てるのだそうです。

 

株の根本から蔓(ランナー)が伸びていきます

 

そしてその蔓の先でまた株(子株)が出来ていきます

本格的に子株を育てるためには、子株からも根が出て自分一人でも生きていけるようになっている必要があります。

なので、いったんはこのまま子株が根を張るまでは見守っていくことにします。

 

きちんとしたいちご農家さんなら、もっときれいな場所で子株を育てていくと思うのですが、今回僕はこのまま花壇の片隅でやっていこうと思います。

綺麗な場所に親株を動かそうとすると、親株の根を痛めてしまい、全滅してしまうかもしれないと思ったからです。

 

子株の下の部分を土に触れさせてあげます

ちなにみこの画像ですが、土を盛って子株の根本と土が触れるようにしています。そうすると根が出やすいとのこと。

あと、手前に木の枝がありますが、それは蔓が動かないようにばあちゃんが刺したものです。

昔はよくそうしたんだそうです。農家の知恵ですね。

 

今後、成長を見守っていきたいと思います。

 

 

 

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間違い過ぎのばあちゃんと頼もしい妹

 

ばあちゃんが何やら騒いでいる。

どうやら、キュウリの蔓を這わせるためのネットのサイズを間違えて、かなり大きい物を買ってしまったようです。

 

たった数メートルもあれば十分な範囲なのに、間違えて18メートルも買ってしまったとのこと。

間違いすぎ。

 

間違いすぎだろ。

ほんの少しあれば十分なサイズなのだが

18メートルって。。。

カットして使えばいいじゃんと思ったら、こういったネットは一度開いてしまうと簡単に絡まってしまって、その後使うことが出来なくなってしまうんだそう。

 

そんじゃ困ったなと思っていたら現れたのが、近所に住むばあちゃんの妹。

うちのばあちゃんは農業歴70年近いベテランだが、ばあちゃんの妹も負けず劣らずの農業のベテラン。頼もしい人が来てくれた。

 

なんかこう、ピンチに現れる頼れる仲間って感じがして良い。アベンジャーズ的な?

これが「かしまし娘」というヤツか・・・?

←ばあちゃんの妹  ばあちゃん→

 

そっくりな顔とそっくりな声で、あーでもねーこーでもねーと賑やかにやっている。

でも、賑やかなだけじゃなくて実力は本物、すぐにいい感じにネットを張り終えた。

 

実力は間違いない・・・!

やっぱり長年経験を積み重ねてきたベテランってのは、年をとってもすごいんだなと思わされました。

 

機会があったら色々と教わってみようと思います。

 

 

 

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【貧乏神退散】でっかい観音様、、、怖ぇ【福島県会津若松市】

 

こんにちは。お金に縁が無い男です。

きちんと貯金をするタイプなんですが、定期的に致し方ない出来事が発生してはお金が消えていきます。(無駄遣いではありません)

 

憑いているのかもしれませんね。貧乏神。

 

それはそれとして、数少ない友人に誘われて福島県に出かけてきました。

(話が変わりすぎですね、、、)

 

僕にとって福島県(隣県)まで出かけるというのは、覚悟を決めて出発する一大イベントなのですが、友人にとっては全く違うようで。

damedesune.hatenablog.com

「ラーメン食べたいと思ったから昨日の夜行くことにした」とかいう軽いノリで決めたそうです。「高速走ればすぐっしょ」とか言って。陽キャって怖い。

 

その躊躇いの無さに軽くひきながらも、せっかく誘ってもらったので行くことにしました。

天気はあまり良くなかったのですが、走れば走るほどに雲や霧の表情が変わるのを見ることができて、なかなか悪くなかったです。

 

(ちなみに写真は助手席の僕が撮ったものなので、手放し運転とかではありません。)

山間にかかる霧(モヤ?)がなんだか良い雰囲気

高速道路を降り、民家もまばらな田舎道を走り続けると、初めて出会う街が見えてきました。

出不精な僕ですが、遠くに出かけた時のこの瞬間が好きです。

 

自分の見知らぬ場所、認識してもいない時間の中にも、誰かの日常が存在しているのだという当たり前の不思議さに、突然出会うような気持ちがします。

見知らぬ街が見えてきた

それと同時に、僕が消えてもこの世界は問題なく存在し続けるのだろうという、少しの寂しさを感じます。

ここにも、僕の知らない誰かの時間が流れているんだろうな

などという、少しおセンチな気持ちに浸っていたら、突然現れました。

でっかい観音様です。

でけぇ。怖ぇ。

さよならおセンチ。

友人と一緒に、何あれ何あれ?の大騒ぎになったので、ラーメンは一旦後回しにして立ち寄ることにしました。

 

どうやらこの巨大な観音様は「会津慈母観音」という名前で、大きさは57メートルもあるそうです。そりゃでかいわ。

 

写真を撮り逃してしまったのですが、「貧乏神退散」と書いてある旗が立ててあったので、しっかり拝んで助けてもらおうと思います。

お城のような門をくぐります

門を通り抜けた先には広大な庭園があり、五重塔のような建物まであります。

来て正解でした。もう楽しいです。

想像以上に広い敷地

少し歩くと出会いました。巨大観音様です。優しそうで安心しました。

正面から見ると優しいお顔で安心

大きいことにも驚きましたが、もう一つ驚いたことに、中に入れる(上に登れる)んだそうです。なんかちょと罰当たりな気がしなくもないですが、友人に言われるがままに行ってみることにしました。

 

中はちょっと薄暗くて怖い。大量の金色の観音様があることに気づいてから一層怖くなった。

薄暗い階段と大量の小さい観音様。怖い

会談の途中には窓があって外の景色が見えるのですが、これが結構良い眺め。途中から窓が出てくるのを楽しみに階段を上ったので、辛さは全く無かったです。

会談の途中から見える景色

階段を上り切った先には、大日如来様がいました。

観音様やら大日如来様やら、正直詳しくないのですが、きっとご利益があるはず。

登り切った先には

観音様の外に出るとお線香(火をつけてその場にさすやつ)が売っていたので買いました。線香の煙を浴びるとご利益があると勝手に思っているので、このタイプの線香は買いたくなります。

 

合っているかわからないけれど、穴の開いた炭?に差し込んで火をつける。合っていない気がする。

間違っている気がする

深く差しすぎたせいで全体的に焦げて曲がって、なんだかイソギンチャクみたいになってしまった。

とりあえず煙が出ているので良し。頭に煙をかけまくる。

 

これで完全に貧乏神が消えたはずだ!わからないけれど!

イソギンチャクみたい?

せっかくなのでもう少し敷地内を見て回ることに。

そしたらいらっしゃいましたよ。すごいのが。

 

涅槃像というらしいですが、デカくて金ピカです。怖いです。

 

目の前まで行けることと、生き物としてあり得るサイズ(ゾウとかクジラとか)ということで、生きているかもしれないという想像ができてしまいます。

金ピカですごいですね

ありえないことはわかっていますが、今にも起きて動き出すのではという妄想を捨てきることができません。

ご利益はあると思うのですが、早めに離れました。

 

敷地内には他にも、滝とか池とかお稲荷さんとかがあって、見ごたえ十分でした。

何時間でも楽しめると思います。

 

しかし、僕らにはラーメンが待っています。

またいつか来ることを誓ってラーメン屋に出発しました。

滝とか

池とか

お稲荷さんとか

そして到着しました、ラーメン屋!

人気店らしく、行列が長すぎて入ることができませんでした!

 

貧乏神はいなくなっても、運の悪さは変わらなかったようですw

結局、友人と二人でマクドナルドに行って帰りました。

 

でも、ラーメンは食べられなくても十分楽しめたので良い旅でした。

他の大きな大仏とかも見に行こうかな、と思えるくらいに。

牛久大仏とかいいかも?

帰り路に見た神社。商店街の端に突然現れる。(助手席の僕が撮影)

 

あとで牛久大仏を調べたら120メートルもあるそうで。

怖すぎて無理。。。

 

会津雑学(2) 歴史の流れにこぼれた話 [ 池月映 ]

 

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【快感】あー、初夏ですね【田んぼ】

田舎の農家なので、ほんの少しですが田んぼがあります。

とはいっても、じいちゃんばあちゃんが高齢になってからは、地域の若手(といっても60歳以上)農業関係者の方が、かわりに管理してくれているのですが。

 

僕の家以外にもその方に田んぼの管理をお願いしている人は多いです。

田んぼの持ち主側は管理して貰えて嬉しい、管理する側はお米を手に入れられるから嬉しい、という持ちつ持たれつの関係といった所でしょうか。

(たぶん全国的に田んぼの管理をお願いしている持ち主は多いと思います。)

 

農作業を手伝うようになってから田んぼが気になり始めたので、最近ちょこちょこ様子を見に行くようになりました。

管理をお願いしている以上、勝手に田んぼをいじってはマズイのでホントに見るだけですが。

 

4月下旬はまだ耕しただけの状態で、まだまだだなって感じでした。水路にも水は無し。

カラカラに乾いた田んぼ

水の気配はゼロ

まだ早かったか、ということで少し待って5月上旬。

田んぼに水が入りました。カラカラだった田んぼの土が水を含んで、一気に生命力が満ちた感じがします。

 

あー、もう少しで田植えが始まるんだな、という期待が膨らんでいきます。

カラカラだった時とは雰囲気が一変しました

そして5月中旬。暑いくらいの日差しが増え、春から初夏に移り変わる頃、田んぼに稲の姿が。

そうです。田植えです。

あー、綺麗ですねー

なんというか、稲が植えてある田んぼの光景って癒し効果が高いと思います。

原風景というヤツなのかもしれませんね。

 

日差しに暑さを感じる中で、視線を落とした時に見える水田に蓄えられた水の涼しさに、何とも言えない気持ち良さを感じます。

 

ずっと田んぼだけ見て生きていきたいけど、それでお金貰える仕事無いかな。

あるわけねーな。

 

おとなしく働きます。

 

日本の原風景99 [ 近藤 正文 ]

 

 

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